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『音楽の友』2006年7月号 「コンサートレビュー」より転載 ソプラノ・リサイタルは「モーツァルトの世界」として、前半に歌曲、後半オペラ・アリアとモテットが歌われた。 岩見のソプラノ・トーンは、すがすがしく透明感がある。その声を曲に応じ、デリケートに染め分けていったが、当初は音程がいささか落ちつかなかった。が、喉が温まるとあとは順調、詩とモーツァルトの音楽を十分に咀嚼してメッセージしていった。歌曲で一番望ましかったのは、自身が愉しんで歌っていたことと感じられる。それで余裕も生まれ、表情も柔軟性を帯びる。ユーモラスな《魔法使い》、憂いのある《すみれ》、愛情滲む《クローエに》、天真爛漫な《春への憧れ》などこちらもいい気分になった。 アリアでは《魔笛》〜パミーナ〈ああ、私にはわかる〉も円滑に聴かせたが、、《後宮からの逃走》〜ブロンデ〈優しくお口が上手で〉が抜群。コロラトゥーラの技も利かせつつ、言い寄る太守オスミンを巧みにあしらい拒絶する心情を、軽やかに歌い出した。なかなかの演技派である。モテットは《踊れ、喜べ〜》だったが、終曲〈アレルヤ〉で丸山滋のピアノとの掛け合いが見事だった。 (2006年5月20日・王子ホール) 小山 晃 氏評 |
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- - - - - - - - - - 二期会オペラスタジオ第36期マスタークラス修了。優秀賞受賞。第5回モーツァルト国際コンクール声楽部門第3位受賞。 95年二期会公演「魔笛」パパゲーナ役でオペラデビュー。96年日本声楽家協会の派遣でウィーン留学。在学中よりミュンヘンにてE.ヘフリガー氏に師事し、バッハオラトリオ・カンタータのソロをつとめるとともに、同声会新人演奏会、二期会新進音楽家の夕べ、文化庁オペラ研修所20周年記念公演、国際NGO連盟協議会演奏会(イスラエル)、草津夏期国際音楽祭などに出演。00年E.マティス氏に代わり「ロ短調ミサ曲」のソリストに抜擢され、以降ラモー、モーツアルト「レクイエム」「メサイア」マーラー「千人の交響曲」等に出演。 東邦音楽大学・短期大学講師。女子学院聖歌隊指導講師。 日本フーゴー・ヴォルフ協会同人会員。二期会ドイツ歌曲研究会会員。日本演奏連盟会員。日本声楽家協会会員。二期会会員。 |
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- - - - - - - - - - 文化庁在外派遣研修員として、ドイツ国立カールスルーエ音楽大学に留学。同大学大学院リート科を最優秀の成績で修了。日本及びベルギー、ドイツ、スペインにてコンサートに出演。 現在、東京芸術大学、青山学院女子短期大学各講師。桐朋学園芸術短期大学伴奏員。 |